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宇賀田会計事務所ニュース 平成24年4月号

2012/04/03

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。すっかり春めいてきました。たまに雪も降ったりしてますが。

1. 社会保険料の料率が上がります。
毎年恒例の出来事になっているのですが、多くの中小企業の方が加盟している「協会けんぽ」の保険料率が引き上げられます。平成24年3月分(4月納付分)からです。

料率 現行 改定後
健康保険料 9.39% 9.85%
介護保険料 1.51% 1.55%
雇用保険(一般) 1.55% 1.85%
(建設業) 1.35% 1.65%
健康保険・介護保険はどんどんと現役世代の負担が大きくなりまして、大変なことです。まだまだこれから上がっていくことがきまっています。
一方で雇用保険は下がりました。ロジックは良くわかりませんが、失業保険用の積立金残高が増加してしまうかららしいです。
2. 消費税の当年度適用される改正内容
 このところ、消費税率の改正法案が頻繁に報道されています。野田政権の“達成したら凄い政策NO1”だと思うのですが、法案が通る前に解散総選挙も言われており、どうなるかは全く分からないようです。
 ただ、今年から適用になる消費税改正項目がありまして、それについて説明します。
○ 95%ルールの撤廃
 今まで、課税売上割合(消費税がかかる売上・収入÷全体の収入(借入金の収入とかは含みません))が95%を上回る会社は、全額仕入税額控除(支払っている消費税の全額控除)を受けることができました。土地の売買でもない限り、大抵は95%に満たないので、全額の仕入税額控除を受けることができました。
しかし、平成24年4月1日以後に開始する事業年度から、売上が5億円を超える会社には、課税売上割合が95%を超えていても、個別対応方式もしくは一括比例按分方式のどちらかを選択して、消費税の計算を行います。
簡単にいうと、利息など消費税のかからない収益のために使った経費は、課税仕入控除にできないというものです。
個別対応方式と一括比例按分方式、どちらを選ぶかによって、有利不利も発生してしまいます。
 また、日々の帳簿作成上に大きな影響が出ます。例えば、課税仕入のうち課税売上、非課税売上に直結している経費と、両者共通で発生する経費に区分するという必要が生じます。
売上5億円を超えるお客様にはまた個別に相談させていただきますが、消費税が大きくなる方向になるものなので、ご注意いただければと思います。

○前田敦子さんが、AKB48を卒業するそうです。

「東京ドームの(コンサートの)発表があって、14歳のころからみんなで夢を見てきたその夢がかなったと、とても感動しました。それとともに、20歳の夢に向かって歩きださなければと(中略)たくさんいる後輩のためにも私が卒業して、歩きださなきゃいけないと思います。」何度も見てしまいました。前田さんって明白な長所がよくわからなくて、失礼にもなぜセンターなんだろうって思ってたのですが、違うんですね。

○AKBは今や国民的アイドルですが、大して売れない時代も長く、華々しく卒業したメンバーもいません。そしてピークかもしれない現在、AKBの顔でもある前田さんがまず始めに卒業です。

○AKBの商業的な狙いとか影響は別として、どんな組織でも時間が経つと疲弊します。惰性がどんどん強くなり、活性化するのは非常に難しいと、経営されている方みなさん感じてらっしゃると思います。“AKBの活性化=あっちゃんの卒業”ということは間違いありません。劇薬過ぎかどうかは分かりませんが。

○そして何より、自分のやりたいことのために外に出る、それが後進のためになるという姿勢。潔さ。手本にならなければならないのですよ、トップは。

○なぜか異常に感動したのですが、たぶん、このスピーチが、なんで独立して会計士やってるんだっけとか、未来に向けて何したいんだっけ?と日常忘れていることを思い出させてくれて、ハッとしたんでしょうね。21歳の女の子の決意の大いに影響を受ける36歳。若いのに偉いなあ。

 

 

 

 


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