宇賀田会計事務所ニュース2023年9月版
2023/09/05
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。
1.インボイス制度導入まであと一か月です
このお知らせでも何回もアナウンスしてきたインボイス制度ですが、ついに10月1日からスタートします。皆さん準備は整ったでしょうか?優先順位が高い準備すべきことを改めてお知らせします。
- インボイス登録申請は済みましたか?
多くの法人のお客様は登録済みですが、課税事業者でないから登録を検討中でしたり、ご自身で登録するとしていた方は、9月末までに申請しないと10月1日からインボイスを発行できません。ご注意ください。
- 発行するインボイスは決まりましたか?
- 自分が発行するインボイスをどの帳票にするか
- そのフォーマット
上記2つを定めて発行しないとインボイスを発行したことにできません。
記載する事項は、以下の項目です。
ⅰ宛先(簡易インボイスを除きます)
ⅱ自社の名前とインボイス事業者番号
ⅲ課税売上の日付
ⅳ課税売上の内容(内訳)
ⅴ税率ごとの取引価格
ⅵそれに対応する消費税額
日付・内容をどう記載するか分からない、欄を足すのが大変、体裁が整わないなどを相談されますが、これは法律要件です。全て必ず記載してください。
インボイスは、見た目整っているかどうかの判断基準しかありません。取引先に迷惑がかかるので要件を満たしたインボイスを発行しましょう。
- 立替金精算の体制整備
立替金精算も大きな影響があり、自社内で整備すべきことです。従業員の経費精算もそうですが、親子会社間取引や、その他業者との取引で取引先の支払いを一部立替払いしているケースでは、精算書とインボイスの写しをやり取りすることが必要です。
精算方法や交付する(される)資料をどうするか確認しましょう。
- 主要な取引先のインボイスの確認
インボイス制度では、とにかくインボイスを集めて保管することが最も重要です。仕入、外注、経費の支払先が何をインボイスとしてくるかの確認を行えるようにしましょう。
インボイスは、法律で取引相手に発行する義務がありますが、インボイスがなくて損するのは発行する者でなく、購入する側です。主要な取引先のインボイスが要件不足だと、多額の追徴課税の原因になります。取引先は、必ずしも税の補填してくれません。遠慮なくインボイスの内容の相談をすべきです。
また、古物取扱業や不動産関係でいわゆる一般人から仕入を行う場合も帳簿の整備、課税仕入にする旨の記載をどう行うかを事前に決めましょう。これもないと単純に課税仕入できなくなり仕入単価が10%上昇する可能性もあるので、ご準備ください。
- 免税業者との取引形態の確認
家賃の支払、外注先などインボイス発行事業者になるかどうかわからない取引先もあるとおもいます。スムーズな移行のために、条件のすり合わせや必要な書類の交換は、早めに行ったほうがいいです。
インボイス制度は、全く理解が浸透していないので、正しくない事を言う人も多く、大混乱も想像できますが、正しい最低限の準備を心がけしましょう!
〇甲子園で、慶應義塾高校が優勝しました。長髪で自主自律の野球部が最高の結果を出して、一挙手一投足が指示なことが多い野球の世界では画期的なことだなと感心しました。塾高は、すごく自由闊達な校風で昔から各種能力高めの生徒も多い印象なので、指導者もあいまって成し遂げられたのだろうと興味を持ちましたが、世の中ではそれより慶応の応援がはしたない件が話題になりました。
〇先輩達はしゃぎすぎだろとか、うるさいとか仙台育英に敬意がないなどの意見は、理解はできますが、暴力や破壊行為でもない応援に対し、さも正当な意見のように批判がまかり通るのは、日本は考えが狭いというか、エネルギーのない国になっていると残念に感じます。 〇ガソリン補助金とかもそうですが、いろいろなことが差し障りなく、無難で活力を削ぐ方向に進んでいて、危機感を抱きます。もっと積極的に前進して多少の弊害は甘受するような世の中であってほしいと、48歳で保守的になってきた自分にも言い聞かせています。
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なお、当事務所からの請求書も今回発行分からインボイス仕様になりますのでご確認ください