宇賀田会計事務所ニュース2023年4月版
2023/04/07
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。4月になったばかりなのに桜が満開です。温暖化を感じます。今年は、軽井沢でG7が開催される関係で、長野マラソンが一週間遅く開催になるのですが、気温が25℃まで上がることも心配で(気温が高くなると走れません)、ちょっと怖いです。
1.ダイレクト納付を進めようとおもっています
ダイレクト納付というのは、事前に届けでることで、e-Taxで申告すると簡単な操作で預金口座から納税できる仕組みです。b
今まで、お客さまの皆様に、納税は納付書を持って金融機関に寄って支払っていただいていましたが、これからは、ダイレクト納付を利用していただくべく対応していく方針でいます。地方税も含めて簡単な手続きで行えます。基本的な手続きは弊所が無償で行います。お手数おかけすることはあまりないはずです。
ダイレクト納付にすると以下のメリットがあります。
・金融機関に行く手間がなくなります。
・法人税、消費税、市県民税が一括で支払えます。県外にも複数の事業所であってもすべて自動的に支払えます。
・引き落される日付指定ができるので、計画的な支払が可能です(申告期限までの納税は必要です)。
・個人事業主の方は、ダイレクト納付をしても振替納税が優先されるので、消費税を含めて納期が早まることはありません。
・使い方の理解が深まると、毎月の源泉所得税や住民税の納付も可能になります。
・納付書を自ら作成したり、弊所から受け取る手間がありません。
デメリットは、事務面で特にないように思います。
経理作業の効率化には必ずつながります。別途ご案内も差し上げますが、何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2.協会けんぽが改定されます
令和5年3月分(4月納付分)から協会けんぽの健康保険料率が改定されます。給与計算に反映されているか、いま一度ご確認ください。
介護保険に該当しない方の保険料率が9.67%から9.49%に引き下げられます。介護保険適用の方は変更がありません。
コロナの影響で、普通の医療を受ける方が減少したために引き下げられるようです。
3.消費税・インボイス制度の対応について
インボイス制度に関しての質問を受けることが多くなっています。非常に煩雑で、わかりにくい点も多く、あと半年で導入できるのか、会計事務所の立場からも心配になっています。自社発行のインボイスについての質問とインボイス不発行取引先に関しての質問が多いようです。
7月にインボイス制度に関しての弊所主催の研修会を実施したいと企画しています。日付については、まだ決まっていないのですが、開催の際にはふるってご参加いただけるとありがたいです。
〇WBCが大変盛り上がっていました!私は、野球にあまり興味がもてないのですが、大谷翔平選手のすざましさも、日本にこんないい選手がいるのかに感動しながら見ていました。
〇一番すごいと思ったは、栗山監督です。このメンバーを招集し、そのモチベーションを向上させるとか、普通の人ではできないことばかりで、スターを集めて優勝させるその手腕に感激しました。いろんなエピソードが出ていますが、準決勝のリードを許した状況で、それまで不本意にも凡退を繰り返していた村上選手に強打させて、結果2塁打を打ったのは、大きな分岐だったように思います。 〇これについて「勝ったからいいものの、あそこは打たせても打てる可能性が低いから、別の手段(代打とかバントとか)が正しかった」という人もたくさんいました。確かに結果論ではあるのですが。 〇この意見の賛同できない点は、点が取れる可能性が高まると勝つ可能性が高まるという発想は、必ずしも正しくないところです。判断すべきは、期待値の大きさです。期待値は、確率に成果報酬を掛けることで算定します。この例でいうと、あの場面の消極策がうまくいき1点とれたとしも必ずしも勝つわけではないが、2点とれば必ず勝てる上に、皆が調子に乗るので、成果の大きさが比較にならないほど大きいです。つまり、確率と成果の掛け算だと後者が圧倒するでしょう。ギャンブルで勝てない人には、「当たる」と「儲かる」の違いがわかっていないことが多く、この理屈が苦手なように感じます。 〇私は。会計士なので、何かとリスクの説明をしますが、ビジネスにはリスクがつきものです。リスクなくして大きな成果を得られません。抱えるリスクとリターンのバランスが事業の継続・発展に不可欠です。少なくとも新しいことに取り組んでいく姿勢だけは失わないようにしていきたいものです。 |