宇賀田会計事務所ニュース2021年10月版
2021/10/06
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。ワクチン接種が広く進んだ成果なのか、コロナも収束していきそうな雰囲気になっています。10月からは、次のステップとどんどんなっていくといいですね!
- 消費税 適格請求書発行事業者登録が始まります!
先月お知らせしました「適格請求書保存方式」(インボイス制度)に伴い、インボイスを発行できる事業者になるための登録がこの10月1日から受付が開始されました。インボイス制度自体の開始は令和5年の10月1日で、令和5年3月31日までに原則登録します。消費税の課税事業者であれば登録が必要です。この8月決算のお客様から順次登録を進める予定ですので、よろしくお願いいたします。
- 請求書などの保存
- インボイス制度になると
現行の消費税法は、証憑などの保存を義務付けているものの、原則帳簿の記載があり、それを証していそうな帳票があれば仕入税額控除(払う消費税の減額)ができました。
インボイス制度になると、インボイスに該当する書類の保存が必須になるので、いままで保管していた書類がインボイスの要件を満たさない場合等、保管書類が増加することが想定されます。
- そこで電子インボイス
そこで登場するのが電子インボイスをクラウドなどのサービスを使って保存する方法です。
方法としては、紙をスキャニングするか、消費税の適格請求書にあたる書類をインボイスとして電子化して送付してもらうことになるのですが、当然電子データになっているものを受け取るのが簡単でしょう。ただし、後で検索できる体制も必要なので、実務上は、工夫が必要になります。
- 電子帳簿保存法との関係
電子帳簿保存法が改正され令和4年1月1日から適用になります。当事務所でも手続きの煩雑さや要件の厳格さから紙の帳票にしていましたが、法律に則った電子帳簿の運用が比較的容易に可能になります。さらに「優良な電子帳簿」になると税務調査の際の加算税が5%に軽減されるようです。
最低限の電子帳簿の要件は、以下の3つです。
- システム開発関係書類の備え付け
- システム内の見読可能装置
- 税務調査でのダウンロードの求めに応じること
さらに以下3つを満たすと加算税5%措置が受けられます。
- 訂正削除履歴の確保
- 帳簿間の相互関連性の確保
- 検索機能
ここまでは、ペーパーレス化からもう一歩進んで、現在、日本中で統一規格の電子インボイスを廉価で発行・受領できるサービスも準備されています。これを機に管理運用方法を見直すのも良いかもしれません。
- 従業員の入退所がありました
〇横綱白鵬が引退します。優勝45回(2位は大鵬の32回)、幕内通算勝利数1093勝(2位は魁皇の879勝)という傑出した記録をもつ大横綱です。今後は親方になり後進の指導に当たるそうですが、勝つことを最優先と考え、かちあげやガッツポーズなど横綱審議委員の方々から苦言がでることも多い横綱でした。
○大相撲は、日本の国技とは呼ばれる伝統競技ですが、その横綱が番付に出るのは明治の頃で、まだ100年程度だそうです。そのころは強い+ちゃんとした後見人のような人がついている大関が名乗れたそうです。種々の苦言を呈する横綱審議委員会は、もっと新しく、実際の横綱推挙は、1958年からだそうです。それまで横綱は、名誉職で、選定基準も曖昧すぎたことから客観性を少しでも与えるべく設置されたようです。それでも十分ではなくて選定時のなぜなのか問題は、今も発生しています。 ○ありがちな勘違いなのですが、昔からありそうなものや、伝統的に行われていそうなことは、実は大した根拠もなければ、意外と最近始まったものも多いです。日本で革命といえば明治維新で、冠婚葬祭などの風習も大正あたりで大きく替えられたことが多いそうです。横綱が強くて格式があるべきとういうのは、昭和の人の「ヒーローとは?」の定義なのかなと感じます。 ○昭和。敗戦から高度経済成長、バブルと激動の時代ですが、どんどん広がり、豊かになった良い時代です。伝統の堅苦しく勤勉な部分でなく、大きく楽しくなっていった昭和な雰囲気がでるような良き風習が出てきてほしいです。 |