宇賀田会計事務所ニュース2019年10月版
2019/10/10
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- 贈与のはなし
相続税の基礎控除が減額されてから、相続税対策を行いたい方が増えています。さまざまな方法がある中で、有力な手段として考えられるのが「生前贈与」です。100万円ずつお孫さん等へ贈与するといった生前贈与を行う方は多いのですが、結果的に相続税の調査時に「名義的預金」と指摘されて、相続税が減らないという結果になるケースもあります。生前贈与を行う上で留意する点について、まとめます。
- そもそも贈与って何か
贈与というのは、贈与する人が財産を無償で与えて、贈与される人がそれを受け取ることを受諾することです（民法549条）。すなわち「あげた」と「もらった」を双方合意して、財産が移転することになります。
贈与契約書などの書面で示せることも望ましいのですが、それよりも贈与が実質的に成立している状態を客観的に示せるかが重要です。
贈与が成立した後、どのような状態になっているはずかといえば①「贈与した側」が全くその財産の処分や使用について権限がない。②「もらった側」が常にその処分や利用に関しての決定権をもっていることになります。
- 預金を例に考える
贈与する人がされる人の名義の預金に振り込むという例を考えます。銀行に記録が残るので、いつ、いくらの贈与を行ったか客観的にわかる点で振込自体は望ましいと考えられます。
ここで（１）を思い出してください。①贈与した側は、そのお金に一切タッチしない。②もらった側は、自由に使えるという事実を示せるようにしましょう。
ただ、多くの贈与する方は、贈与したお金を「何かあったときのために」使ってほしいと願って、無駄遣いをしてほしくないと考えます。
なので、すぐに使えない定期預金等を積み立てる方がいますが、その場合は、必ず満期の書き換えをもらった名義人本人（未成年なら親権者でもよい）が行うようにしましょう。絶対に贈与した人が書き換えてはいけません。一度も贈与された人が受け取ったことを証明できないので、贈与といえなくなってしまいます。とにかく、贈与した人は、あげたら余計なことはしない。そしてもらった方も、もらったお金から使いましょう！使えばその人のものになった客観的な証拠になりますし、稼いだお金は必ず稼いだ人のものなのです。
（３）ほかの財産でもいえますが、
名義を変えることは、前提として重要ですが、同時に贈与した財産から生まれる収入、利息や配当をもらった人が確かに受け取って（贈与された人の口座に入金されている）いないといけません。そうしないと相続時に、生前贈与が否認されてまったく意味がないどころか、贈与の仮装隠蔽があったと解釈される可能性すらあり、とても危険な行為となります。
贈与に関する勘違いはよく聞きます。噂や他者の経験談を鵜呑みにせず、気を付けてください。
| 〇ラグビーＷ杯。つい先日も日本代表が世界ランキング2位のアイルランドを破り興奮してみていました。こんな強豪国相手に内容的にも素晴らしい勝利でした。ラグビーは、実力差がそのまま出てしまい過ぎて番狂わせが起きにくい、ある意味つまらない少ないスポーツなのですが、本当に驚き、日本強くなっているなと感心しました。
〇それより驚きなのは、Ｗ杯自体の盛り上がりです。テレビの視聴率は好調らしいし、チケットも最高２３万５千円と安くないのに、ほぼ完売だそうです。私も、数か月前にやっと入手しましたが、こんなに高額なチケットが日本で購入困難になるなんて想像できませんでした。日本でラグビーＷ杯が開催されると決まったとき、ここまでの成功を予想した人は果たしているのでしょうか？商業的にも過去最高の収入が見込まれているそうです。 〇なぜ、うまくいったのか。日本人は、イベント物が好きだから？実際外国人の方の訪日もかなり多くて、成功して当たり前だったから？４年前の南アフリカ戦で注目する人が増えたから？ラグビーの試合が思いのほか面白いから？うーん。よくわかりません。最近、タピオカとか映画とか、なぜ売れるのか全く理解ができない流行のものが増えていて、困ってしまいます。 流行は追うのではなく待ってる方がいいのかもしれません。 〇今年、母校のラグビー班になんと15名もの入部があったそうで、久々に単独チームとしての復活が見えています。さらにこのＷ杯ブームに乗って、いっぱい部員が増えて、続いていくといいなあって思います。まあ、少子化の時代危ないスポーツやるのも大変でしょうけど。とりあえず、チケットとった試合にいって、イングランドの歌とか覚えていっぱい歌って、外国人と騒いで、いっぱいビール飲んできます！
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