宇賀田会計事務所ニュース2018年3月版
2018/05/01
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。今年は、雪も少なく事務所総出で雪かきすることもないまま、暖かくなってきました。このまま春になってしまってほしいですね。
- 確定申告お忘れなく。
個人所得税と贈与税の確定申告期限は、3月15日(木)まで、個人消費税は4月2日(月)までです。遅れると納付が必要な場合には加算税等が別にかかりますので忘れずに申告しましょう。
いつもある収入のほかに、不動産取引、保険の解約、贈与があったときには、あとで大きな税金が出てしまうこともありますので、是非ご相談ください。当事務所でもまだ確定申告を承っております。ご用名をお待ちしております。
- 個人事業主の税金
(1)青色申告と白色申告の違い
以前は白色に帳簿作成義務がなかったのですが、こづかい帳程度とはいえ、現在は帳簿作成の義務があります。結果白色のメリットはほぼなくなったように思います。青色だと簡易帳簿でも10万円控除がありますし、取得価額30万円までの資産一時処理や青色欠損金、その他の中小企業投資促進税制などの税制上のメリットもとれる可能性が生まれます。専従者の届を出す手間さえ惜しまなければ、青色が通常得になるはずです。
まだ、未決定の税制改正案ではありますが、帳簿等の保管方法によっては控除も増える可能性があるようです。
(2)個人事業主の方とはなしていると
①書類の保管は節税効果も高い
節税を考えるなら事業所得でも不動産所得でも経費になりそうな請求書・領収書等の書類保存が一番有効です。各種控除に必要な書類は揃えてあるけど、経費になりそうな領収書を紛失してしまう方が多くいらっしゃいます。家事費を除けば、経費は全額所得控除できます。医療費や保険等の各種控除は上限や制限があるので、全額経費となる領収書等の書類の方が効果は大きいです。
②生命保険(積立・年金)の前に
掛け捨ての死亡保険や介護医療保険は別として、積立型・年金型の生命保険に加入する前に、小規模事業共済を検討しましょう。税制による効果を加えた実質利回り、解約等の利便性、どれをとっても生命保険とは全く比較にならないほど有利です。商工会議所や各金融機関で加入できます。従業員の少ない法人の方も加入でき(社長の個人加入です)、検討する価値があります。次に検討するのは、多分iDeCoや公的年金基金と思われます。
(3)法人化するか。
法人になれば、税率が比較的低い+給与所得控除があるので節税効果は必ずあります。しかし、社会保険への加入義務があり、その費用負担の方が大きいのが通常です。個人の方は、申告がシンプルで税務調査の対象になる確率が低いですし、車の売買等でもメリットはあるので、法人化の判断において税額の大小はあまり関係ないのかなという気がします。
○平昌オリンピックが終わりました。日本の選手達が大活躍で、楽しく感動的なオリンピックでした。そして、メダルを獲得した多くの選手たちの「こんなにちゃんとした考えのもとで競技をしている上に、それをちゃんと話せる」ことに全くもっと感心してしまいました。
○カーリングやスピードスケート等というよりフィギュアスケート以外の競技は、冬季オリンピックの時以外でこれほどマスコミに取り上げられません。4年に1回。そのありがたみやかけがえのなさが分かっているので、素晴らしい対応ができるのかなと思ってしまいます。 ○ウィンタースポーツは、一般に夏の競技よりお金がかかります。その上マイナーなスポーツが多いです。施設や雪等の自然条件以外のソフト面の環境も必要ですが、マイナーなウィンタースポーツ選手の育成に適した環境を整備するのは難しいようです。競技環境の上に、スポンサーとか、選手の日々の生活が送れる経済環境が必要となります。 ○女子カーリングの本橋さんの話を聞いてみたいです。素晴らしすぎます。元々アイドル選手のように扱われ、オリンピックの度に好奇の目にさらされ、でもチームを作ってスポンサー集めて選手集めて環境整備して8年かけてオリンピック銅メダルです。そして、自分は選手として今は出ていない。何を優先させ、どうやってきたのが興味深くて仕方ありません。多分マイナーなものが沈没せずに勝負していくためにもっとも重要なノウハウが隠されているに違いありません。 ○自分にできることとかないかなあ、と思ったりもしますが、そんな大した支援もできるわけもなく。テレビを見てブツブツ言いつつ一喜一憂するばかり。うまく活動できるといいなと祈るばかりです。 |