宇賀田会計事務所ニュース平成27年9月版
2015/09/08
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。ここ数日、すっかり秋らしい気候になってきて寂しい感じがします。
1. システム更新に伴う休業のお知らせ
今のサーバーに更新して7年余り経過することから当事務所の会計システムとサーバーの入替をすることになりました。設置工事・データ更新などを行うため以下の期間休業とさせていただきます。
○ 9月16日(水)の午後~17日(木)終日
新システムは、「R4」という今までと同じEPSON社製のものですが、比較的大きな変更となっているそうです。決算期を迎えたお客様から順次新システムに移行してまいります。財務応援Liteなどをお使いの方は決算を迎え次第、R4へ更新ください。
新しいシステムでは、マイナンバー制度をはじめとした個人情報に関する対応も行える予定となっています。また必要な情報などを順次お伝えします。
2. 社会保険料が9月分から増額されます。
平成27年9月分(10月納付分)から厚生年金保険料率が0.354%引き上げられます。給与計算等の際は新しい料率表を用いて計算にご注意ください。
3. 債務の相続と相続放棄
相続で税金が多くて困るのは、財産があるからなので良いことですが、借金が膨大で相続できない、長男が全部相続して他の相続人は相続しないというケースもあります。このときに「相続放棄」を行うことが望ましいようです。
① 相続の基本知識
人が亡くなるといわゆる法定相続人が原則全ての財産・債務を相続します。相続人が相続する状態にするのを単純承認といいます。放っておけば単純承認になります。なお、プラスの財産だけを相続することはできません。
② 相続放棄
債務が多く、相続放棄する場合は、相続発生後(相続人であることに気づいてから)3か月以内に相続放棄の手続きをする必要があります。きょうだいから相続財産に関する情報を提供してもらえず判断が付かない場合には、裁判所に期限の伸長を申請できます。
③ 相続放棄するときの注意点
相続放棄をする場合には、裁判所へ申請するだけでなく相続したとみなされる行為をしてはいけません。例えば、被相続人の物を捨てる行為をすると。処分権がある→自分の物にしたと見做される=相続したとなります。相続放棄成立までは、親の物を触るのは危険な行為です。
また、遺産分割協議書に印鑑を押したときも単純承認したことになります。遺産分割協議は、相続人の間の取り決めなので、相続人以外の第3者には効果がなく、債権者は相続人全員に請求ができます。被相続人に借入金や保証債務があるときは、財産を相続しないなら法的に相続放棄した方が安全です。
逆に、受取人が指定されている生命保険金の受け取りは、税法上は相続財産ですが、保険契約という別の取引ですので、問題になりません。
○先日、御殿場で実施された陸上自衛隊の「富士総合火力演習」に行ってきました。普通に応募すると倍率が29倍と大人気なもので、現在の自衛隊が持つ主要な装備が紹介され、火薬の量などは制限されていますが、実弾を用いた最大級の演習です。
○作戦を遂行するのには、それに適した装備があります。演習がはじまると「○○を制圧することを目的とします。」などと装備品(いわゆる兵器)の解説をなかなか普段使わない日本語でしてもらえます。特に驚いたのは戦車。陸上最強の如く、かなり距離が離れていても弾を撃ったときの衝撃はすごく、驚く破壊力です。ほかにも、アニメのようなヘリコプターからや誘導ミサイルの実射などが公開されました。後半には、最近の尖閣諸島などの緊張を受けて、島しょ部に攻撃があったときの防衛実演もありました。とにもかくにもド迫力です。 ○ド迫力で恐ろしい装備品の数々ですが、これは全て平和を維持するために装備され、ちゃんと使えるように訓練もされています。演習を観覧席から見ているわけですが、当然前線には人がいて、それらを使用しています。「使わないようにするために、有効に使える厳しい訓練する。」のです。何とも言えない感じになります。 ○今年は、終戦70周年です。安倍総理大臣の談話が話題になり、戦争の番組も数多く放送されていました。当然私は、戦争を知らない平和ボケな一般市民です。勉強すれば、平和の方が、社会的コストが低くて、経済活動は発展してという理屈しか分からない中、平和の素晴らしさと難しさを実感できるとても良い経験となりました。 |