宇賀田会計事務所ニュース平成29年5月版
2017/05/22
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。5月、暖かく日差しも強くなりました。当事務所の西側にあった建物がなくなり、西日が辛いです。対策を講じないといけませんが良い術はあるのでしょうか。
1.人材採用のはなし
求人倍率が北信で1.55倍となり、採用がなかなかできない、定着が難しいというお話を伺う機会が増えています。当事務所も今年になって採用していますが、職員への期待や、今後の事務所の展望考えるとその難しさを改めて感じます。採用に関する話を紹介します。
(1)就職市場の状況
数年前まで就職難がよく取り上げられていましたが、現在は、大卒就職内定率が過去最高なほどの売手市場になっています。新卒だと就職する側の大手志向も進み中小企業にとっては厳しい状況です。一方で、企業側が選考に値すると思う学生の割合は、20年前の50%から30%程度に低下しているそうです。要求水準が上がっているせいか、親の過保護が原因なのか難しいところです。
転職市場もまた、採用側にとっては難しい状況なようです。大量退職・少子化時代で、労働世代の確保は難しくなる一方なようです。
(2)就職・転職で重視すること
いま、転職、新卒を問わず、求職者が優先していることは「給与水準」でないとのことです。「仕事内容」が多くの調査でトップなのですが、労働時間や休みのとりやすさ、職場の雰囲気を重視する傾向にあるようで、若年層、女性によりその傾向が強まります。ブラック企業が良く問題になっていることもあるでしょう。いわゆるワーク・ライフ・バランスを重視する傾向にあるようです。
求職者が知りたい情報としても「離職率」、「勤めている人の実際の話」、「上司の人柄」があがります。単にハローワークに求人票を出すだけでなく、自社のホームページ等で別の情報を提供するのもよいかもしれません。応募する側は必ず応募先のホームページをチェックします。また、自社の実際の有給休暇の取得や残業、休日出勤への対応を見直していき、分かり易く求職者側に示していく工夫が必要かもしれません。
(3)助成金など
母子家庭、高齢者、転職を続ける不安定雇用者の定着といった、就職するのにハンデがある条件の方を採用するのも考えられます。この方々の採用には、助成金を受けられる場合もあり上手くいけば低コスト化もはかれます。
(3)定着と採用コスト
採用自体にも求人広告、面接の時間等コストがかかります。それより人材が定着しないとノウハウが蓄積できず、会社の利益貢献する人材になりえない点が最も大きなコストといえます。
定着しない理由には、当然本人の性格によるものもあるでしょうがそう言ってもいられません。なかなか経営側が納得できる人材の確保は難しいのかと思います。じっと辛抱しながら粘り強く接しながら、仕事にやりがいを感じてもらうよりほかないのでしょう。全くもって難しいです。
○長野マラソンでマラソン初挑戦するつもりだったのですが、本番の前週に酔っぱらって足を挫いてしまいました。かなりひどくて無理をしても仕方ないので回避しました。練習も順調に積んでいたので、かなり残念だったのですが、仕方ありません。
○新しく何かを始めようとした場合に、なぜか私にはよくちょっとした障害が降りかかることを思い出しました。引っ越しの前日になぜか鍵をなくなったり、引っ越し業者にドタキャンされたり。就職したときも、案の上出勤初日にめったに止まらない路線の電車が止まり、そんな気がしたので準備もしていて、ひとりで自画自賛。捻挫も20年以上していませんが、自分の傾向だったと納得しつつ、我ながらバカだなと反省しています。 ○自らの経験則に基づくカンや傾向を根拠に推察する。誰もがやっていて、ギャンブルに強いひとって多分そういうものに長けているのではとか思います。一般的で合理的な理屈より、ある意味納得できる方も多いのでないでしょうか。当然、合理的な理屈に基づくリスク管理はとても重要ですが。 ○中小企業で「備える」というのは難しい問題です。備えるには、コストがかかる。リスクをとらなければ始まらない。単に不安に感じ過ぎ。そもそもリスクに気づかない。いろいろなケースが考えられます。考え出すと不安が増していきます。マラソンは、結構何も考えないので不安の軽減に繋がります。世のマラソンブームの理由には、はびこる不安があるのかもしれません。 |