オリンパスの捜査が進みまして
2012/02/19
各種報道によりますと、7名の逮捕者を出した模様です。日経では、粉飾決算厳罰化へと書かれていました。
粉飾決算して、いいことは多分ありません。とはいえ、その欲求にはなかなか勝てない、麻薬のようなものだといいます。そりゃそうです、ちょっと数字を弄れれば、超頑張っても出ない利益がジャブジャブでるんですから。
それにしても、前社長を含む取締役3名と指南役4名が逮捕とのこと。なぜに指南役の方が多く逮捕されるのか良く分からないのですが、そうらしいです。報酬もらいすぎだから??発注する奴のほうがもっと無責任だと思いますが。30億からの報酬、よく承認しますよね。
取締役の責任ってかなり軽く感じます。監査役なんて、はっきりと意味ないのでは?
カネボウの時も、取締役よりも会計士のほうが多く逮捕されてて、それはないんじゃない?って思いました。
最近、2回目のコンプライアンス研修の講師をしてきまして、オリンパスの話も簡単にしてきました。公認会計士としてかなりの影響があるこういう粉飾決算や不祥事事例ですが、どんなにその監査法人が頑張ってちゃんとした監査をしていたとしても、こういうのが出てしまえば、会計士監査の限界と信頼感の喪失に直面します。
いかんともしがたく、なんとなく歯がゆい感じが、会計士業界の人はみんな思ってるのではないでしょうか。