公認会計士試験の合格発表
2011/11/18
もう、旬は過ぎつつありますが、11月14日に平成23年の公認会計士試験の合格発表がありました。個人的には、うれしいこともあったのですが、それはまた後日。
昨今の未就職会計士増加の影響で、いきなり合格率が6.3%に低下しました!
平成19年、20年が2割くらいの合格率だったことを思うと、なんだか、受験生がかわいそうです。この当時簡単すぎだったのでは?と思うこともあります。この頃の合格者が肩たたきの対象になってるという話も聞きます。
そのときの影響は、業界にかなり大きなひずみとしてのこってしまいました。
未就職者問題が最も深刻です。合格率を6.5%にしても、800人くらいが就職困難とみられています。19年と20年を10%くらいにしとけば、たぶん今年の合格者は、就職できたのです。
会計士大量生産の影響で、税理士法の改正が行われ、公認会計士が税理士登録できなくなるかもしれません。これまた実現すれば深刻なことです。
さらには、受験者数の減少により優秀な人材が挑戦しなくなるかもしれないとか、稼げないので、倫理的に問題がある取引に関与する会計士が増加する可能性が高くなるとこか、正直いいことありません。
まあ、どうこう言っても仕方なくて、結局は、一生懸命やるしかないんですが。