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ハリーポッターと3D

2011/10/04

○ハリーポッターはご存知でしょうか?日本だけでもシリーズで2000万部(全世界で6億部)を超え、映画の興行収入で累計1000億円に達する魔法使いの話です。

先日、映画版の最終話『死の秘宝PARTⅡ』を見てきました。ちなみに私は、たまたまシリーズ全作小説も映画も見ています。

○今回、はじめてハリーポッターが3D映画になりました。3D映画を体験した方であれば分かると思うのですが、「迫力があっていい!」という方もいれば、「映像がぶれるだけ」とか「見てて気持ちが悪くなる」という方もいて、賛否があるところです。そんないいとこばかりと言えない3D映画で製作されたハリーポッターですが、「3Dで良かった!」というシーンはほとんどなかった気がします。

○3D映画の代表作というと『アバター』でしょう。3D初期の作品で試行錯誤だったと思うのですが、映像の見せ方やカット割など「『3D』にしたらどうなる?」という意識や挑戦が感じられる面白い映画でした。

映像業界だと3Dは革命的で、今後の収益を左右する技術なのだと思います。だからその技術を使いながら、良さを伸ばし、映画は3Dでなくちゃ!って思わせないといけません。特にヒット確証作では絶対必要なことです。

○新たな技術や方法を取り入れることは、持続的な成長において必ず必要です。しかし、ただ取り入れるだけで、全体へ十分な効果が得られるわけではありません。もう一味、自社の何かを加える、自分のものにしないと、折角取り入れたことの決断、投資の意味も半減してしまいます。そしてその思考錯誤こそがノウハウとして競争力かと。

○こう書くと面白くないように見えますが、ハリーポッターシリーズは相当面白いです。面白いので、ケチをつけてます。

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事務所からのお知らせ 10月号からの転載です。


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