お盆のはなし
2011/09/02
お客様へのお便り私のコラム欄です。
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当事務所は、8月15日だけが夏季休暇だったのですが、ほとんどの職員は翌16日を有休にしていました。私からすると単なる連休なので、「お盆みんな休むんだ!」と家族を大切にしている?側面に感心しました。
私はというと、妻の実家が今年いわゆる新盆でして、当然行ってきました。妻の家は、山梨の田舎なのですが、ご近所の方、遠い親戚(私から見るとですが)などなど100人くらい来訪者がくる大イベントでした。宇賀田家にはお盆をはじめ『家』系の行事があまりなかったので、改めてお盆について興味を持ちました。なぜお盆?
お盆というのは、盂蘭盆会(うらぼんえ)なる仏教の供養イベントを語源としていると言われています。ただ日本では、もともと8世紀くらいから夏に先祖供養することが風習としてあって、仏教がそれに形式を付与したという話もあります。仏教だけでは、お盆をうまく説明することができないらしいです。
多くの霊能師とかスピリチュアルカウンセラーを自称されている方々は、総じて祟りとかも含めてご先祖の話をします。先祖を大切にすると、いい霊がついてくれるんでしょうかね。それに、先祖って10代さかのぼると生みの親の総計だけで2048人にもなります。祟る先祖って、具体的に誰なの?なぜ今の時代その人に?
そんなくだらない視点でさまよいながら、「お盆は今ある自分はいろんな先人のお陰だってことをみんなで感謝するイベント」と私なりの解釈に至ります。お盆が重要行事で当たり前な妻にとっては、お盆を不思議がる方が不思議らしく、誰がいつ実家に入りどう手伝うのかが重要なようでした。当たり前ですが、起源や由来なんてどうでもいいのです。
私とっては、なかなか新鮮なことでした。