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公益法人・学校法人相談会にいく

2010/11/29

公認会計士協会長野県会と長野県の企画で、金曜に公益法人・学校法人相談会が開催されました。
毎年開催されているイベントなのですが、公益法人は公益認定を控えていることもあり、
過去にない来場者にきていただいていました!
県庁講堂がいっぱいになる大盛況で、公益法人改革に数ある公益法人が本腰を入れてきたというところでしょう。

講演を聴いて、そのあと相談会になっていたのですが、やっぱり公益認定にかかる会計部分は難しいようです。収支計算書以外に作ったことのない方にとってはさぞ大変なんでしょう
一応会計の専門家な私にとっても、???というところがあります。
うわさに過ぎませんが、「公益」の考え方の各県ごとの地域差もそれなりにあるようですし、
判断による部分は多いのでしょうね。

今回に限らず相談を受けていて、『公益法人になるのががすばらしい!』という呪縛に縛られすぎているのではないかとおもうことが良く有ります。
公益認定というのは、ほとんどの団体にとって、「公益認定受けてる」という満足感以上のメリットを得ることは正直難しいのではないかと思います。
公益認定を受けたほうがいい法人もあるのも当然ありますが、ケースとしては限定的だと思います。

公益認定は、あくまで『官』設定した基準に適合しているだけで、別に世の中のために貢献している機関が必ずしも認定されるわけではありません。
私から見てに過ぎませんけど、すばらしい活動をしてるなーと思っていても、認定を受けるのは困難な団体もあります。
また、そもそもが会員の互助組織なのに、公益認定を受けるケースだと、存続意義が本末転倒になっているのでは?と疑問なこともあります。
公益認定が偉いのではなくて、世のための活動を広げている団体がスバラシイのです。
ベストな手段は、組織それぞれ必ず違います。
聞こえが良いというだけでの判断は、慎重に行うべきでは?と思います。


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