盆栽美術館 そして 盆栽祭
2010/05/11
私は、公認会計士受験中にNHKでやってた盆栽番組に感動し、それ以来盆栽が好きです。すばらしいアートだと個人的には思っています。そして今年、何年かぶりに寄ったのですが、大宮で毎年5月3日から5日まで盆栽祭が開催されます。若い人はほとんどいませんが。
大宮には、盆栽美術館なるものがあります。
写真は、その盆栽美術館の写真です。盆栽購入費用が計5億円ということで、さいたま市では問題になったそうです。「こんなものいらない」。いまでこそ大宮には、鉄道博物館がありますが、招致段階では名所らしきものがなく、盆栽に白羽の矢がたったそうです。大宮には盆栽町なるものがあり、盆栽がさかんなのです。
あと私も盆栽がすきだという話をすると驚きや笑いが起こります。
こんなことから思うのですが、盆栽は、海外にも結構なの知れた日本文化なのに日本人にあまり理解されていないのです。
盆栽のすばらしいと私が思うところ
1.美しい(木をよりコントロールしようとしているので、自然木や庭木と違った姿が感じられる)
2.時間の単位が長い (人間より長生きなので、自分の人生内でできることの限界を感じられる)
3.思うように行かない(基本植物の生育まかせなので、「こう成長してほしい」と願ってもそうはいかない。すごくがんばっても天候の影響も簡単に受け、風とかで折れたらおしまいの理不尽さがある)
4.植物の力強さや癒しを感じられる
4.は別にどうってことないのですが、2.と3.ってたぶん日本人らしい「ワビサビ」とか「無常」とか、そういうものに通じるものだと思うのです。盆栽の美しさというのは、機能美や芸術的な美しさとは趣が違いいろいろ包含したものだとおもうのです。
ただ私はぐーたらなので、盆栽を枯らしちゃうか庭木のようにしてしまいます。管理が大変なんだよね。