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○羽生結弦さんが、競技者をやめてプロスケーターになるそうです。フィギュアスケート界を人気も実力をダントツで牽引してきた誰もが認めるスーパースターですし、今後どうなるのか私には気になることがたくさんあります。

○報道の中で気になったのが、羽生さんが「引退」とか「一線を退く」といった報道での表現です。確かに競技会には出ないのですが、羽生さんはスケートをやめるわけでもなければ、スケートショーやビジネスで今の何倍も稼ぐようになるはずです。スケート技術も競技時代ではできない表現的なことも、進化する点もあるはずです。でも「引退」なのです。五輪至上主義ですかね。

○フィギュアを観る多くの人は、ジャンプもスピンの種類も区別がつきません。競技会のピリピリの緊張感と採点という分かりやすさが求められ、そこに感動があるというのは、とても理解できます。どの分野でも、誰が着けたか分からない評価点があって、時に私もそれに乗っかりますし、そういうのが現代社会の中心を占めていると感じます。

○とはいえ、そういう評価に引っ張られていると、なんとなく息苦しくなるし、楽しく生活できない原因な気もします。周りの評価ってさほど重要でありません。羽生さんが、フィギュアスケートの枠を超える表現で世の中の期待を超えていく活躍をする期待をしています。