義母と娘のブルースに見るM&A
2022/03/14
○「義母と娘のブルース」という綾瀬はるかさんが主演のとても面白いドラマの続編を年始に見ました。もともとは、義母と娘の感動的なコメディなのですが、今回の話は、主人公がかかわる売れてるパン屋さんが売れない老舗の大手のパン屋さんとM&Aをするとかしないとかという話が軸になっていました。
○見ているとテレビの中のM&Aに疑問がいっぱいわいてきます。小さいパン屋さんは果たして法人なのか、だとすると株主は誰なのか。大きなパン屋さんは公開しているのか。採用しようとしているスキームは合併なのか事業譲渡なのか持ち株会社方式の統合なのか、はたまた単なる業務提携なのかなど。テレビを見ながら、なんか辻褄が合いそうな前提を想像したり、そんなことありえなくないか?と思ったり。
○当たり前ですが、ドラマなので、制度的なことはどうでもいいのです。視聴者のM&Aに対するイメージが重要で、登場人物にハラハラドキドキの展開を提供しながら、悪くない決着になればいいのです。でも、会計業に関するドラマとか見る機会がめったにないので楽しくなっちゃいまして、余計なことを考えてしまいます。医師や弁護士の皆さんは、同業のドラマをどう思ってみているのでしょうか。
○M&Aは、ここ数年で中小零細企業までとても一般化しているように感じます。ドラマチックな要素もたくさんあるので、身近なドラマや映画の題材にとても向いていると思います。そして、登場人物は、とても感じがよい会計士。残念ながらM&Aに会計専門家が必要なわけではないので登場しないですかね。