妻とはたらくということ
2018/05/01
○私が妻と食べに行くお店の中に、カレー屋さんとクレープ屋さんがあります。どちらも夫婦2人だけでやっているお店です。おいしいですし、うちも夫婦で事務所をしているので、そんなお店を応援したくなります。どちらも男性が調理しているので、多分「独立してやりたんだ!」という夫に付き合って独立したのでしょう。正直独立してどうですか?とか聞いてみたくなりますし、ほかにもいろいろ想像して、勝手に心配をしてしまいます。職業的妄想に沈むときがあります。
○夫婦でやる事業の税金の話になると個人所得税の世界では、原則家族に給与を支給できません。山分けもできません。ですが、「専従者給与」という制度があります。専従者というのは生計を一にした家族がその家業のために働いていたら、一般職員同様に給与を支払えるという制度です。専従者給与は、給与支給額の上限を届出るだけなので、支給は、法人より自由にできます。しかし、他所でそれなりに働いていると、「専従」じゃないので、支給すること自体できません。外で稼ぐと、税金やら別の支出も増える。じゃあ、もっと稼げるように頑張ろう。なんとなく個人事業の醍醐味を感じてしまいます。
○弊所のお客様でも夫婦で協力されている事業主の方がいらっしゃいます。普通の共働きの夫婦とは相当違いますよね。プライベートも全部ずっと一緒です。転勤もたぶんありません。地方の基盤としてはとても大事な働き方なんだから、働き方改革でも優遇してくれないかなあ。