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登記ってしないと困ることもあるけれど

2017/07/07

○先日、とある会社のM&A用に休眠会社を譲り受けてきたのですが、破談となりまして会社が残ってしまいました。何かと迷惑が掛かる気がしたので、久々に本店移転と私への取締役変更登記をしてきました。手間も登録免許税もかかるので正直放置したかったのですが。

○登記には、税金はじめ諸費用がかかる。それも一因でしょうが法人も土地等の相続も未登記がもの凄く増えているそうです。本人にとって登記をしないと困ることは、主に売買する時なので、経済価値のない土地を登記しようと思わなくても自然です。所有者不明で困ることもありますが、無関心な本人には周りの迷惑は重要じゃないですし。

○法人登記には休眠会社が強制解散になる制度がありますが、相続登記は強制没収という制度はありません。都市部で5.6%、中小都市や山間部では26.8%が50年超登記されていない所有者が亡くなっている可能性の高い土地だそうです。災害や空き家の時には、なす術なく都市再生に大きな足かせになるようです。人口減少社会かつ田舎だと防げない未登記。所有者不明なら没収できる仕組みがないといけない気がします。現実的にはとてつもなく難しいと思われますが。

○最初戻ると、とりあえず登記済みで法的にはキレイになっている会社です。欲しい方はご一報ください。


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