長野と出雲
2015/03/03
○先月出雲に行きました。出雲は、山はないものの出雲大社の門前町で、名物は蕎麦(信州の殿様が導入したそうです)ということもあり、長野に近い感じのするところです。個人的に妻の実家で神主をしていることもあり、大国主命を始めとした神話からやらなかなか興味深かったです。
○出雲大社の表参道界隈は、近年、遷宮に合わせて再開発されたらしく、観光地らしく整備され、種々の商店が、出雲名物をきっちり謳っておみやげを販売していました。「出雲縁結び空港」という名前を始めとして出雲大社を中心とした縁結びの町を徹底していました。また、街中で止めたタクシーに乗って往復しましたが、どちらの運転手の方も大社への移動中丁寧にガイドして下さいました。
○長野も、門前はお店が並んでいます。出雲よりかなり大規模で、風情という点でも完全に上回っているように感じます。その一方で、観光地として分かり易いコンセプトとかを徹底しているようには感じません。また、タクシーの運転手さんと善光寺や門前の話す機会もあまりないですが、適切なガイドが出来る運転手さんどの程度いるのかなと率直に思いました。
○昨年から私は、ながの祇園祭で使う屋台の修繕事業に協力しています。これも立派な門前文化だし、今年は御開帳ということもあり、上手くアピールしたいと思いましたが、なかなか町全体の協力は得ていくとういうのは難しいです。私の勝手な希望かもしれませんが、いい方には簡単に進みません。
○先月の灯明まつり中、運営スタッフとして毎日門前にいましたが、本当にたくさんの人がやってきます。御開帳になれば、とてつもない数の人が全国から集まります。善光寺は凄すぎてしまって、周りもその素晴らしさを寧ろ疎んでいるようにすら感じます。大社周辺のように活性化を自らの手で、となるには、環境が良すぎるのでしょうね。