<粉飾決算容疑>「インデックス」を強制調査 証券監視委
2013/06/13
循環取引を繰り返して粉飾していたそうです。
循環取引というのは、例えば当社がA社に売上を架空で計上。A社→B社。B社→C社。C社→当社で戻ってきてしまうという取引です。
当社に戻ってくるまでは利益が出るけど戻ってくると損失とお金が出てっちゃうという取引です。なので、長期的に立ち行かなくなりどうしようもなくなります。
私は監査法人時代このような取引にも出くわしたことがあります。ソフトウェアとかは現物がないに等しいので会計士が実物見たところで、はてさて???だし、基本的に契約書作ればいろんな取引が可能になります。こういう取引はやたらと書類がキレイに揃っていたりして、寧ろ模範的だったりすることもあります。傾向としては、利ザヤがやたらと薄かったり、売り先や仕入(外注)先が不自然ということでしょうか。
前期の決算を見てると、債務超過寸前で、超必死だったということが推察されます。インデックスという会社は放っておいても破たんしたのでしょうけれど、結果的にはあまり延命にならず、粉飾と罪だけが残ってしまった感があります。