第三者委員会って・・・
2013/06/04
○妻が県の特別職報酬決定委員なるものを最近やりました。長野県知事、副知事、県会議員の報酬を決める第三者委員会です。結構メンバーもスゴイ会議なのですが、どうやら女性がいないと会の構成上望ましくないとのことで、一番差し障りのない会計士枠で長野市在住の妻が選任されたそうです。
○会議は、県のお役人が主導になるらしく、他県の動向などから報酬の改訂が提案されるようです。県会議員の数がどの程度が適正なのかという議論はありますが、ここでは各人の報酬がテーマです。私の感覚だと激務で責任も大きく、選挙もある知事と比べて特に副知事の報酬は高く感じます。知事が安すぎなのかなあ。
○今回、議論が分かれたのが「退職金」の支給期間の取り扱いです。現在4年間の任期ごとに退職金が支給されていますが、昨年退職金の税制が変わって「5年以下の法人役員等」の退職金が大幅に増税されることになりました。知事だと仮に1期33百万円の退職金だとして税額は13百万円くらいになります。2期8年だと66百万円の退職金で任期ごと支給だと税額も倍の26百万円ですが、任期通算で支給すると13百万円のままとなり、とんでもない差が出てしまいます。
○税金を、こういう意思決定に介在させてはいけない!とはいいますが、ここまで差が出るとそんなわけにも行きません。私は退職金の論文書いたこともあり、この論議にイロイロ思いますが、そもそも知事や県議に退職金が必要なのでしょうか?その上、勤続期間に比して高額過ぎです。
○優しい妻は、任期が長い分のボーナスでいいじゃないですか?と話してきたそうです。実は私も長野市の報酬決定委員だったですが、結局参加できず、しゃんしゃんと決まっていったと通知が来ました。そんな話が出たかも分からずじまい。第三者委員会って何ですかね。