ペルシャ絨毯のなぞ
2012/10/03
○最近、じゅうたんを買いました。妻が探しに探して見つけてきた候補の中で、コストパフォーマンスが一番良さそうなモノにしたのですが、なかなか大変でした。
○はじめに行ったのは、東京インテリア。いろんな絨毯を見ていたら、やたら高い奴がありました。ペルシャ絨毯で88万円程。これはそんなに価値があるものなのか?!ここから絨毯を巡る旅が始まります。
○妻が絨毯について、いろいろ調べ見に行ったりして、聞いているといかに「なんだか分からないもの」ってことが良く分かりました。そこで、軽井沢にあるじゅうたん屋さんによりました。この店は、絨毯が粗雑に置かれている店でした。「これ30万円」「予算いくら、1000万でもあるよ」とかってそこの外人店長が言うとこれがまた胡散臭い。30万円の在庫こんな風に扱うか?という疑問がフツフツと湧いてきます。妻がいうには、この前見た店の絨毯の方が全然いいというし、結局そっちの店へ。
○なぜ手織り絨毯は高いのか。高度資本主義が世界中ではびこる昨今、労働集約型の国家というのはどんどんと減っています。日本でも西陣織等高級な伝統工芸の織物がありますが、手織りじゅうたんも同様に工業化やその国の経済発展とともに、間違いなく10年20年の単位では高級化の一途をたどっていくだろうと思います。
○だから、日本が相対的に金持ちなうちに買っておくのもまあいいかと思うのですが、それを実際買うとなると難しい。私のような素人には全く区別が付きません。骨董品と一緒です。なにで一体納得すればいいのやら?ちなみに東京インテリア88万円はその後売却済みでした。
○こんな時に『鑑定書』みたいなのが登場したりします。絨毯鑑定人、いても良さそう。でもそれも胡散臭そう。そういえば、公認会計士って会計の世界の絨毯鑑定人でした。その信頼を担保するのも大変です。
で、絨毯レベルな話だと、結局満足できるかどうかなんですよね。売るわけじゃないし。気持ちよく昼寝できるのが一番です。