たな卸の時期ですね。
2012/03/30
3月決算の会社は最多数派なので、今、決算の在庫の実地棚卸をされている会社もたくさんある時期です。
監査をしていたころは、この時期は棚卸Weekで、いろんな工場や店舗を巡っていました。
私は棚卸の立会が結構好きでして、先日、昔の同僚から監査で棚卸に行くって話を聞いたりして、楽しそうだなあ、うらやましいなあって思います。
棚卸は、在庫を数えるのが主な作業ですが、準備のほうが大切で、数えやすくしたり、在庫のカウントが漏れにくくする仕組みを用意しておくことがとても重要です。
いま、お客様でも在庫管理をうまくできないかという相談を受けて、棚卸のやり方を指導させていただいたりもしますが、なかなか思うようにいきませんで、面倒臭いほうが先立ってしまい、結局十分な効果の上がらない棚卸になってしまいます。それだと全部無駄になっちゃうから、やった意味ないのに。棚卸って難しいです。
在庫管理の基本は余分に買わないことと残った在庫を捨てることです。売れるかも、使うかもっていうものを抱えることは、思いのほかコストになっているケースが多く、潔く諦めたほうが良いことが多いです。棚卸は、数えることも重要ですが、捨てるものを見つけることも大切です。
ありがちな誤りとして、例えばロット購入で3割引で仕入られるようなケースでも、在庫がある程度残るのなら、損のほうが断然大きいのです。ちょっと高くても、在庫を抱えないことが重要なのですが、なかなか理解してもらえません。