駅伝・マラソンを見ていると
2012/02/02
○冬の間、日本各地では、駅伝マラソンが盛んに行われます。代表格は『箱根駅伝』。午前中から昼過ぎまでの番組ですが、正月でもっとも視聴率の取れるハイパーコンテンツです。東洋大の柏原くんを知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
○日本人は、マラソンとか駅伝が大好きです。最近では、市民ランナーも増加して、町おこしとしての市民マラソンも全国各地で開催されています。長野マラソンは、かなりの成功事例かと思います(開催スキームが秀逸らしいです)。東京マラソンなんて、石原都知事がやるって言いだしたときは、「何言ってんの??」って風潮だったのに、不思議なくらいです。
○そんな日本の風物詩というか文化として完全に定着しているマラソンですが、「競技」という面では世界的に見て全く冴えません。アフリカ勢が強いと言いますが、男子は日本歴代記録10傑が全部10年以上前、女子も近年の記録は、先週の大阪国際女子マラソンの記録(9位)くらいです。靴も、トレーニング方法も良くなっているはずなのに、なぜ記録は伸びないのでしょうか?非常に興味深いです。
○北京五輪の金メダリスト、ワンジル選手は、日本の実業団での駅伝練習では五輪で勝てなそうなので、無理やり退社→金メダル獲得に至ったという話でした。実業団チームは、元旦のために競技しているんですね。
○私は、自分のために走れません(市民ランナーの気持ちは理解できません)。だから、人気競技には、単純に最高峰な争いを期待したいのです。
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1月末のお客様へのお知らせからの抜粋です。