宇賀田会計事務所ニュース 平成23年8月号
2011/08/02
平素、宇賀田会計事務所をご利用いただき、まことにありがとうございます。
1. 8月 当事務所の夏休み
誠に勝手ながら、8月15日(月)を事務所の夏季休業日とさせていただきます。
あとは、暦日通りの営業となります。よろしくお願いいたします。
2. インターンを受け入れます。
8月3日4日と税理士会の事業で、長野商業の生徒2名を受け入れます。お客様の情報に触れないような配慮をいたします。ご理解の程、よろしくお願いします。
一昨年も受入したのですが、生徒さんにとっては、やらないといけない課外授業で、事務所側も仕方なく受け入れているので、ちょっと残念な感じになります。
お互い折角の機会なのですから楽しくやれるようにしたいです。
3. 事業承継のはなし 3
先月までは、主に事業承継の際に株式をどうするかという話をしてきました。財産であり、会社の支配権そのものですので、非常に重要なテーマです。
ただ、事業承継の目的は、今ある事業を上手に引き継いで永続的に事業を行うことなので、株式だけ持っていてもダメです。
(1)後継者としての人材育成という問題
後継者候補がいるとして、その人をどう「良い経営者」にするかというのが大変な課題で後継者自身も周りも気にすることかと思います。
当然一朝一夕にはできません。若い方なら他社で働いてもらうなども有力な手段です。考え方、社風の違い、ノウハウなど、どれをとっても承継する会社だけでは得られない経験やスキルが身に着くと思います。
また、異業種交流のできる団体に所属したりして、ほかの経営者層との交流を深めるというのも、刺激を受けるという点で良いかなと思います。研修に参加してみるというのもよいのではないでしょうか。とにかく外に出してみる。
ただ、一番大事なのは、先代が後継者にいろいろと任せることだと思います。試行錯誤、失敗しつつ学んでいくことが将来の会社にとって最も大事な蓄積になります。先代の方もそういう経験のもとに今までやってきたのでは?
(2)後継者を支える人
先代には、多くの場合、信頼十分な「番頭さん」なる存在があり、会社の成長貢献してきているのだと思います。一方で、後継者にとって、初代の「番頭さん」は、なかなか処遇が難しく、その上、特に2代目が若い場合、後継者が会社の最年少に近いというケースもよくあるかと思います。
人材はなかなか自然に育つものでもないので、計画的な採用や、めぼしい人を一本釣りすることなども視野に新たな人材開発に取組むことが長期の経営では不可欠な要素です。
ただ、経営状態が厳しい会社が多い昨今、余剰人員を抱えるわけにもいきません。結局は、会社が利益を出せる体質にしておくというのが、基本的に事業承継では最重要な要素になるのだと思います。
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○県短期大学を4年制にするという動きが本格化するそうです。長野県から県外に流出する学生が多くって、長野に戻らないという現象を食い止めたいという狙いがあるようです。
○大学生が増えると、かなりの経済効果も期待できます。その後長野に定住してくれればなお良し。ただ、第二次ベビーブーム世代と比べ、大学世代の人口が半分なのに、大学生の数は1割も増加しているという、まさに大学全入時代で、学生の確保=大学経営はとても難しくなっています。 ○選ばれるために、大学に望まれてることってなんでしょうか?就職?資格?学問?大学出ても2割くらいが就職も進学もできない(その割に学生は、大手志向なんですけど)らしいので、新設大学であれば余計、その後何かになれるのか?という要素が重要かもしれません。 ○私は俗にいう有名大学の学生だったのですが、就職活動はうまく行きませんでした(恥)。フラフラ遊んでいただけなので、当たり前で、だからってわけでもないですが、資格を取り、それなりの努力を重ねまして現在に至ります。そう考えると、大学って人生に直接は関係ない気がします。 ○大学って、かなりどうでもいいことをやる不思議なところです。そもそも、分かり易いスキルをつける専門学校とは一線を画しています。大した大学生活は送ってませんが、それでも、その頃の経験や出会った人は、その後に生きていると本当に感じます。分かり易い成果だけを求めるのは、なんか違うと思いますが、現実は厳しいです。 |