職業自由人
2010/09/24
今日、長野東高校で仕事に関する講義があり、青年会議所メンバーが講師をしているということもあり、見に行きました。
私は、別の高校でこのような職業体験系の講義を何回かやったことがあるのですが、最近の風潮として「安定志向」がやたらと強いことに若干違和感を覚えます。公務員のように基本一生食べていけそうな仕事が悪いとは言いませんが、資本主義の国ではある程度挑戦的でないと前に進まないのではないか、と思います。
青年会議所の仲間で、職業自由人みたいな奴がいます。
冬は狩猟、春は花見小屋、夏は土建業?いずれにしろ、何を本業にしているのかよくわからない人です。
彼の場合、多分いろんな人に愛されるキャラクターで、地域に密着しながら生きていて、なんとなく仕事として成り立ってる、現代社会においては非常にレアなケースかなとも思います。しかしながら、これも立派な一つの生き方なのです。
私は最近、採用活動をしていく中で話を聞いたり、実際の求職を見ていても、平成一桁年の頃とは比較にならないくらい就職がしにくいのは全くの事実です。でも、生きていかなければいけません。
こういう力強い生き方もあるのだということに気づいてほしいよなあと思います。まあ、この人と会うまで、そんな生活が成立することなど知る由もなかったのですが。