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IFRS(国際財務報告基準)の話

2010/06/23

先日、IFRSの研修をうけました。俗にいう国際会計基準というやつで、国際財務報告基準が正しい日本語です。

会計基準は世界的に統一しようという流れにあり、数年以内に日本でも上場企業はIFRSが強制適用になるようです。

IFRSを巡り、様々なコンサルやシステム更新の営業が世に出回っています。

東京で働いていたころ、IFRSの仕事もしていました。

別にIFRSになるからといって、そんなに激烈な変化はないように思われます。世の中騒ぎ過ぎな感もします。まあ、騒がないとビジネスになりませんが。

私の実務経験的には、減損や税効果なんかは日本基準の方が厳しいように思います。あまりにも形式的なので、日本基準自体に違和感があるという人もいるのではないでしょうか。

一番の実務的影響は、収益認識基準に由来するところかなと思います。出荷基準が認められるかどうか。または、退職給付の簡便法が認められるか。リース会計の小額特例はよいのか。この辺、私のIFRS実務経験だと、原則認めているケースはなかったように思います。

結構担当する監査人によって見解は大きく違うのではないでしょうか。理屈が立てば、なんとでもなるのもIFRSかなとも思います。だって、途上国や文化宗教の違う国を含めて世界中で使われる基準ですもん。フトコロが深くて当然です。

私もIFRSの仕事はしてみたいです。セミナーとか開いたりしたいなあ。


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