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宇賀田会計事務所ニュース2024年6月版

2024/09/11

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  • 与信管理のはなし

コロナ資金の返済が始まり、業績が伴わない会社の資金繰りが滞るケースが増えています。また、物価上昇・給与上昇局面になり、その流れについていけない会社の「倒産」が増えること想定されます。 小規模零細企業にとって貸倒れを防ぐために行う、与信の管理は難しい課題です。

  • なぜ貸倒れは、つらいのか

有価証券取引とか土地売買の損失は、支払ったお金が回収できなくなるだけなのですが、貸倒れの場合は、提供した商品やサービスの原価だけでなく、その間に別の仕事をしていれば得られたであろう利益も失うので、より会社への影響が大きくなります。

  •  与信管理ってなにをするのか

与信管理は、取引先とそもそも取引するどうか、取引するとして、掛け取引額をいくらまでにするのかを決めて管理することです。売上は、喉から手が出るほど欲しいのですが、ぐっとこらえて冷静にその取引を行うかを決めることです。

  • 新規の取引先の与信管理

新規の取引先への与信管理が基本です。いままで取引のなかった業者から、突然依頼がくる場合は、与信の問題で他の業者に取引を断られた可能性があります。取引開始後、数月で(つまり最初だけ入金がある)回収できない売上になるケースを非常によく見かけます。最初から払う気がない、いわゆる「計画倒産」に巻き込まれるケースもそれなりにあります。

基本は、以下の二つが最低限の管理と思います。

ⅰ 小さい上限額を決めて、そこまでは、とりあえず取引を行ってみる。保証会社を使って簡素化する

ⅱ 最低限、登記簿を入手する。業界関係の情報誌や周辺の業者、ネットなどから簡単に入手できる情報を仕入れる。

とにかく、やみくもに目の前にある売上に飛びつかないのが最も重要なことです。

取引金額の上限を上げるときは、取引実績がとても重要にはなりますが、それだけでなく信用調査会社の情報等を入手しましょう。実際に相手先に会社訪問するなども有効です。大きな貸倒れは、会社の存亡に直結します。慎重に対応しましょう。

  • 継続的な取引先の与信管理

継続的取引関係にある顧客との与信を見直すのは、かなり難しいです。検討のタイミングは、入金遅れや信用不安の噂が流れたときでしょうか。

実際に入金が遅れた場合は、一時的な要因もありえますが、未回収になって当然と思うべきです。遅れたら、まず先方と話し合いましょう。回収の計画や取引内容の見直し、回収できなかった場合の損失を小さくするための対応が必要です。

信用不安の噂は、真偽も含め難しい判断です。信用調査会社の評価もかなり悪いはずで、個人的には、取引をやめた方がいいと思います。利益率高めにするなど開き直った取引も経営判断としてありえるかもしれません。

貸倒れは、債権が法的手続に入っても時間と労力がかかります。法的整理にならないと税務的には、損金にするのが難しいことも多いです。面倒は抱えないに越したことはありません。

 

○我が家の朝ごはんは、納豆を食べることが多いです。特に妻と相談してそうなっているわけでもないのですが。子どもの頃から、納豆の日はなんとなく調子がいい気がして、テストの日には、納豆にしてもらっていた気がします。

○納豆は、本当に多くの種類が売られていまして、原材料などにこだわった高級なものから非常に廉価なもの、においや柔らかさを変えていたり、健康にいいものを付加しているものなどなど何を基準にすればいいのか困ってしまうくらいです。妻は、柔らかめでにおい控えめが好きみたいです。

○私は、最近タレが入っていない納豆を選ぶようになっています。タレの味付けに強く独自性を出す商品もありますが、必要ないのではないかと思っています。商品全体を眺めると、タレとその包装ってかなりの原価がかかっているように見えますし、ゴミをやたら増やしているように感じます。ないのがSDGsなのでは?

○しかし、タレのない商品は超少数派です。納豆業界全体としては、「タレ」があることで付加価値を出して、納豆全体の価格維持をはかろうという考え方かもしれません。タレのついていない商品は、一部のそれに見合ったタレを作るのも難しい高級品でない限り、非常に安いです。タレがなければ、とことん安くないといけない。デフレから脱却は、難しいです。


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