宇賀田会計事務所ニュース 2024年1月版
2024/01/26
新年あけましておめでとうございます。
皆様に貢献できますよう、事務所メンバー一同頑張ってまいります。本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくおねがい申し上げます。
- 令和6年度税制改正大綱について
税制改正大綱が発表されました。「増税メガネ」が流行語にもなりましたが、防衛財源等の確保のための増税は今回見送られる見通しです。自民党の政治資金問題などもあり、成立には不安定な要因もあります。3月以降に成立したかどうか要確認です。
以下、主要な項目について触れます。
- 個人所得税関係
〇定額減税
納税者本人および扶養親族1人につき4万円(所得税3万円住民税1万円)の税額控除を行うそうです。控除しきれない人には、別途給付が行われるそうです。合計所得が1,805万円を超えると対象外になるそうです。個人的には、税よりも社会保険料を4万円免除してほしい気がしますが、こちらはこの4月から上がる予定です。
〇扶養控除の引下げと高校生児童手当の実施
高校生への児童手当支給実施に伴い、扶養控除が所得税38万円→25万円、住民税33万円→12万円に引き下げられます。
〇ひとり親控除の拡大
所得控除を3万円、適用の所得上限が1000万円までに引き上げられます。
〇子育て世帯支援
子育て世帯は、縮小予定の住宅ローン減税が縮減されず、生命保険控除の上限が2万円引き上げられるそうです。
- 相続税・贈与税関係
〇住宅取得資金の贈与の適用3年延長
令和5年12月限りだった子や孫への住宅取得資金の贈与は、令和8年12月まで一部要件を変更して延長されるとのことです。相続時精算課税などの措置も延長されるそうです。
〇事業承継税制の2年延長
特例承継計画及び個人事業承継計画の提出期限を2年延長し、令和8年3月31日までの提出を認めるそうです。準備には、相当時間がかかるので利用を検討する方は早めの対応が必要です。
- 法人税関係
今年4月から適用になる見込みで、実務的にはかなり影響が大きいものです。特に交際費は、社内規程の見直しやアナウンスが必要と思われます。
〇賃上げ税政
大企業向けが大きく変更になりますが、中小企業向けも変更になります。
・上乗せ措置を見直して最大の税額控除率が40%から45%へ拡大
・税額控除できなかった額が5年間の繰越可能に
上乗せ措置は、賃上げ率や子育て支援制度などを採用することで得られるようです。
〇交際費課税
一律損金処理できる金額が、1人当たり5000円から10000円に引上げられる見込みです。
〇外形標準課税の範囲
資本金+資本剰余金の合計で10億円に変更されます。これは令和7年の変更で経過措置があります。
○トレイルランに行った京都を、無事に走れたお礼を込めて鞍馬寺、貴船神社、比叡山延暦寺とまわってきました。京都には、十数回は行ったはずですが、そのエリアを観光したことがありませんでした。比叡山でレースのときに通ったお堂などを見ただけで感慨深かったので思い切っていって良かったです。
〇比叡山も鞍馬寺も遠かったです。そしてわざわざ来ても、その多くの人がこれら全部は周らないようでした。京都駅からだと1時間ではとても到着しないし、レースのときは数時間でまわっているはずですが、観光となると1日で周るもなかなか難しい広いエリアなので仕方ないかもしれません。修行に適した立地というのが魅力のエリアだとおもうので、いっぱい歩くのがおすすめです。 〇京都は、12月初旬でも紅葉が残っていて、観光客もたくさんいました。長野でもよく見かけるようになりましたが、外国人が多いです。薬局とか普通のお店にいっても外国人が多く、関税免除のための手続きでレジは大渋滞でした。手続は、空港だけにできないものかなあ。 〇京都バスの周遊チケットも最安で京都観光できることもあり、通常の利用者が乗れない事態が発生して、廃止されるそうです。オーバーツーリズムは、問題にもなっていますが、こういう所から高収益が生まれ、世の中変わっていくのでしょう。長野も観光都市ですから、乗り遅れないで利益がでるようになるといいですね。 |