北京オリンピックはおもろかった
2022/03/14
○北京オリンピックは、東京よりもかなり楽しく観戦しました。小林陵侑選手の勝負強さも、ロコ・ソラーレの前向きなチームワークも、高木美帆選手のいろんな銀のあとの金メダルにも感動しましたが、私の中での一番は、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手です。
○スノーボードは、その当時のスタイルや選手の言動やスキャンダルもあって、スポーツとしていまいち育たないイメージがありました。それが今は、オリンピックの正式種目になった頃とは比較にならない難易度の技、スピード感と高さで、テレビで見ても伝わるド迫力、そして競技する選手たちの互いを讃え合う姿も素晴らしかったです。ただ、ケガはとても心配になりますが。
○平野選手は、2回目の演技の得点が伸びず、3回目でさらに高いパフォーマンスを見せて金メダルを獲得しました。その演技も最後に決める強さも凄すぎますが、不可解な点数をなくすべく点数の可視化に言及したのも第一人者の責任を感じさせました。
○スノーボードは、ルールに縛られない自由な競技である点が良さでもあります。フィギュアスケートも芸術重視でしたが、採点不正から採点のルールが大きく変わり、結果として演技内容もジャンプ重視に大きく変化しました。一方で、競技性が高まり人気も上がれば、どうしても客観性あるルールが望まれ、それが競技の面白さにも貢献します。ルールと参加者の努力で、進化が促されていくのは、どんな世界でも理想的です。