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宇賀田会計事務所ニュース2018年8月版

2018/08/22

宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。7月は大変な暑さで、雨もあまり降らず心配です。体調には十分気をつけましょう。

  • 当事務所夏季休暇のお知らせ

誠に勝手ながら、当事務所の夏季休暇は以下のとおりとなります。

8月13日(月)、14日(火)、15(水)

併せて休みを取る職員もおります。お盆周辺での事務処理等が必要な場合には、早めにご連絡をいただきますよう、ご協力お願いいたします。

  • 長野商業高校の生徒インターン受入について

8月1日、2日の両日に長野商業高校の会計課の生徒が当事務所にインターンに来ます。守秘義務等に留意して進めますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

  • 土地の評価額について

(1)いろいろな評価額

相続を心配する方が多い中、土地の評価額について質問を受けます。土地の評価額は、何かと問題になりますが、税務をしていると土地の評価額は、下の4つに分類されます。

評価名 内容
実勢価格 実際の市場で取引されている価格。
地価公示価 国土交通省が発表している標準地として決められた地点の標準的な価格。実勢価格と近く、目安とされる。
路線価 国税庁によって定めた道路ごとの標準な宅地の評価額。公示価等を参考にして、その80%程度とされている。
固定資産税評価額 各市町村が算定する固定資産税の基準となる価格で、公示価等の70%とされる。

概ね、上から評価額が高い順となっています。

路線価がない場合には、固定資産税評価額に国税庁で定めた倍率を掛けて相続税評価額を算定します。固定資産税評価額と路線価は大きくかけ離れている時もありますので、使用する価格は必ず確認しましょう。また、路線価から評価額を出す過程では、角地や間口が狭い等、土地の長所短所を補正する係数もあり、単純な掛け算だけでは正しい数値は分かりません。正確な数値はご依頼ください。

(2)土地の下落局面での相続税やその後の対策

今年も7月2日に路線価が発表になり、長野でも商業地では、地価に下げ止まり感が出ているようですが、全般に少しずつ下がっている状態です。地価が下がることは良くないですが、相続税にとっては、自動的に税金削減効果があります。土地の相続税対策は、地価が下がれば、効果も小さくなります。特に、アパート建設といった大型の対策を行う場合、投資の収益力や回収期間に注目してご決断ください。

また、相続した土地をどうするかという課題もあります。税制上の優遇があるものないものがありますが、ある場合には、相続税削減効果よりも大きいな効果が得られるケースもあります。そこまで考えるのは、不謹慎に感じるかもしれませんが、『対策』としては同じ意味なので事前に考えてもいいと思います。

○先日、NHKあさイチで、「主婦のプチ起業」が特集されていました。ここでのプチ起業というのは、簡単にいうとパートと同じ程度の収入を目指した、手持ち資金で始める家事や育児に無理のない範囲で行う起業だそうです。

○番組では、箸販売店とリングパンツ製造の2人が登場していました。いずれも設備投資を行い、営業もし、様々な工夫を重ねながらビジネスを進めています。設備資金も無事回収して事業は軌道に乗っているそうです。土日も働いていて、かなりの労働量になるように思われました。これだけやるのなら、パートに出た方が楽にお金を稼げるのではと感じたのは私だけではないでしょう。

○しかし、ここで登場する主婦の方々の起業のきっかけは、パートで働こうとして不採用だったことだそうです。パートは、時間的融通もそうですが、スキルや接客経験を求められる等なかなか大変なのだそうです。それなら好きなことやって、評価されてちょっと稼ぐ方が楽しいということでしょうか。確かにこれだけちゃんとビジネス展開するような方は、パートとしては扱いにくいかもしれません。

○成功の秘訣は、元々もっている人脈を生かすこと、事業計画をちゃんと立てて実行する事、需要があれば価格転嫁することだったそうです。プチ起業に良く出る、インターネットで稼げる系ではなく、地元での地道な営業努力が大きいようです。プチ起業とはいえ、全く普通の事業と同じです。また、旦那さんの協力もかなりのものかと推察されます。納税とかどうなってるんだろうとも思いましたが、その辺は、NHK様もうちょっと話してください。

 


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