長野オリンピックをやったことって
2017/03/09
○長野五輪でそり競技会場だったスパイラルが今後当面凍らせることなく施設を維持するという提言が出ました。ものすごく維持費がかかるせいですが、凍らせなければ、ただの溝。撤去も経済的負担が大き過ぎてできないようですから仕方ないのかもしれません。
○東京五輪でも会場費や運営費用の負担をどうするか話題に良くなります。日本で一番強固な財政基盤があり、日本中から冨が集中する東京で開催されるのです。開発の恩恵もたくさん生じます。日本全体で負担するのは地方の人も負担するわけで、地方の衰退も言われる中、間接的でも都会のメリットに負担するのは、方向として変で、東京都民が全部負担して当然だと思います。
○オリンピックは、お金がかかり過ぎでどうしようもないと世界中で思われています。東京の次に立候補しているのはロスとパリという巨大な2都市だけで、冬季五輪は近頃アジアの国しか立候補がなく平昌、北京と続きます。確かに1週間しか使わないそり競技施設に200億円もかける理由は通常ありません。費用だけでも普通の国民が反対して当然かもしれません。
○きっとオリンピックをやった価値には、お金で買えない物がたくさんあるはずです。長野でオリンピックをやった価値って何だったのか。当時長野にいなかった私にも、新幹線や高速道路がこれほど早くは通らなかっただろうくらいは分かります。でも、インフラしか思いつかないのも、ちょっと寂しくも感じます。