宇賀田会計事務所ニュース平成２７年３月版
2015/03/03
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。今年は大雪もなく、段々暖かくなってきて、当事務所は繁忙シーズンを迎えました。
１． 当事務所のネットワーク障害について
３月２日（月）朝から当事務所の光回線が不調となりまして、電話、ＦＡＸ、インターネット通信が不能となっています。停電の影響と思われ、明日３月３日（火）以降の復旧予定です。ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
３月３日（火）１１：００に復旧しました。
２． 確定申告をお忘れなく。
個人所得税・贈与税の確定申告は、３月１６日（月）までです。個人消費税は３月３１日（火）までとなります。遅れると加算税等が別途かかる場合がありますので、申告はお忘れなく。
贈与や不動産売買等、普段ない大きな収入があったときには、申告しないと後に大きな税金が出ることもあります。また、住宅資金の贈与等、いわゆる１１０万円を超えても贈与税を納める必要がない制度は、申告をしないと適用が受けられないものがほとんどです。分からない場合はお気軽にご相談ください。
３． ふるさと納税について
確定申告でたまにふるさと納税が話題になります。最近、その御礼品がかなり良いモノな場合もあり、寄付する人が増えているようです。税制としては、個人の地方自治体等への寄付が、所得から算定する一定額まで２千円を超えた部分について所得税・住民税の税額控除になる制度です。一定額までの計算がややこしいのですが、いままでの地方税額の１０％までを限度に還付になっていたものが、２０％に拡充される改正案が「地方創生」の施策として出ています。現状だと給与５００万円の独身の方が３万円程度の寄付まで２万８千円還付になったものが、６万円くらいまで５万８千円還付になるというイメージでしょうか。なお適用を受けるためには確定申告が必要です。
本来は、自分で、自分が払った税金が使われる地方やその使途をある程度決められるという制度です。私もウィンタースポーツに使われるといいなということで、この制度が使える基金に寄付しています。いろんな地方自治体で、いろんな見返りサービスが展開され、魅力的ですので検討してみてはどうでしょう？
４． 馬券は必要経費か？の裁判
以前に紹介した競馬で合計３０億の払戻金で１．３億円儲けが出た人に、６．７億円課税されるという裁判で、最高裁は納税者側の訴えを認め、はずれ馬券が必要経費と認められました。馬券の払戻金は基本的に一時所得であり、はずれ馬券は経費でなく、５０万円を超えた半分の金額に所得税がかかりますが、運用して継続的に馬券購入していれば、はずれ馬券購入額を必要経費として計算すべきという筋の通った判決だと思います。ただ、近年は高額配当が当たり前の馬券も発売されています。税法的には立場が安定しないので、高額払戻に源泉税を課すとか、分離課税にするとか、税制を整備してほしいと競馬ファンとしては思います。
| ○先月出雲に行きました。出雲は、山はないものの出雲大社の門前町で、名物は蕎麦（信州の殿様が導入したそうです）ということもあり、長野に近い感じのするところです。個人的に妻の実家で神主をしていることもあり、大国主命を始めとした神話からやらなかなか興味深かったです。○出雲大社の表参道界隈は、近年、遷宮に合わせて再開発されたらしく、観光地らしく整備され、種々の商店が、出雲名物をきっちり謳っておみやげを販売していました。「出雲縁結び空港」という名前を始めとして出雲大社を中心とした縁結びの町を徹底していました。また、街中で止めたタクシーに乗って往復しましたが、どちらの運転手の方も大社への移動中丁寧にガイドして下さいました。
○長野も、門前はお店が並んでいます。出雲よりかなり大規模で、風情という点でも完全に上回っているように感じます。その一方で、観光地として分かり易いコンセプトとかを徹底しているようには感じません。また、タクシーの運転手さんと善光寺や門前の話す機会もあまりないですが、適切なガイドが出来る運転手さんどの程度いるのかなと率直に思いました。 ○昨年から私は、ながの祇園祭で使う屋台の修繕事業に協力しています。これも立派な門前文化で、今年は御開帳ということもあり、上手くアピールしたいと思いましたが、なかなか町全体の協力は得るのは難しいです。私の勝手な希望かもしれませんが、いい方には簡単に進みません。 ○先月の灯明まつり中、運営スタッフとして毎日門前にいましたが、本当にたくさんの人がやってきます。御開帳になれば、とてつもない数の人が全国から集まります。善光寺は凄すぎてしまって、周りもその素晴らしさを寧ろ疎んでいるようにすら感じます。大社周辺のように活性化を自らの手で、となるには、環境が良すぎるのでしょうね。 |
