クロアナバチの生態
2013/09/12
○クロアナバチを皆さんは知っているでしょうか?私は、最近家で大発生しているのを見て、妻から初めてその名を聞きました。見た目は、デカい羽が付いたアリみたいで、お世辞にもカワイイ虫とはいえません。クロアナバチは、いわゆる「ハチの巣」を作りません。穴を至るところにほって、バッタを捕まえ仮死させ、卵を産み、穴に埋めているそうです。確かにバッタを捕り埋めています。ついでに鳥に食べられています。
○意味が分からないのが、穴をとにかく掘りまくるところです。で、何かを埋める穴は、その内のごく一部です。しかも埋める時間の方が短い。なんで苦労して穴掘って全部使わないのだろう。本物は埋めるからダミーにもならないじゃん。実際穴だけ残って迷惑です。
○無駄なことができるのは人間だけって言う人がいました。正しくは「無駄だったかの判断ができる」ってだけかと思います。じゃあ、何をもって無駄と考えるか?無駄だったらどうするんだろう?やめる?リストラ?成果出るまで続けるか? こちらが大切で難しい判断です。
○さて、クロアナバチは穴掘りをムダだと思っているでしょうか。彼らは種としては成功しています。だから実はすごく意味があるのかも、あるいはうまく行ってるからやめられない?!いずれにしろ、庭でブンブン穴掘りしてるやや迷惑なこの住民を妻が調べで教えてくれて、それをあさっている鳥の様子を見ているのは結構幸せなひと時です。