前島記念館に行く
2013/03/12
郵便局関係の方々には、日頃お世話になっておりまして、この週末も総会に参加させていただきました。
場所は、新潟県上越市。近代郵便の父といわれる前島密生誕の地だそうです。
そこで、会場近くにある前島記念館を見に行きました。入館無料です。
中には切手や通信の歴史の展示などがあるのですが、前島記念館だけに前島密の生涯や功績、史料が展示されています。
身分が低い出身にもかかわらず、日本初めての鉄道の予算作成をし、【租税権正】という今の財務省のエライ役人になったときに、当時の飛脚費用が高いことに驚いた密さん。当時既に郵便があったイギリスに行って勉強して日本に導入したそうです。
なにがすごいって、勉強しに行って東海道で郵便制度を試験運用するまでわずか1年!ホントにとんでもないすごいスピード感です。世の中の変化のスピードは早くなってるといわれながら、政治や行政は停滞してなかなか変わっていかない現代ではちょっと考えられない。それで、郵便網を本当に全国の全てに届くネットワークにするわけですから、あの時代に。
どういう風にそんなに早く始動できて、機能する仕組みを作ったんだろう??想像もできません。
郵便以外にも、数々の政策、学術分野で活躍されていた前島氏。表舞台に立ってる印象はないですが、明治というのはやっぱり面白いんですね。歴史マニアが多いのもうなづけました。