宇賀田会計事務所ニュース 平成24年10月号
2012/10/03
宇賀田会計事務所をいつもご利用いただき、ありがとうございます。 台風がたびたび来ます。すごく楽しみにしていた安室奈美恵20周年沖縄ライブが台風により中止になりまして、とても台風が恨めしい今日この頃です。
1. 社会保険料が変わります
厚生年金保険の保険料率は、平成24年9月分(同年10月納付分)から、0.354引き上げられ、16.766%になりました。まだまだ上がる、社会保険料。大変なことです。この上、消費税も上がって、どのくらい負担が増えていくのでしょうか?
ただ、働いている人の負担だけがやたらと増加し続ける構図にあるので、社会保険料の引き上げよりも消費税の引き上げの方が納得できる感があります。
2. 書面添付制度で調査回数を抑えませんか?
最近受けた研修等の中で、書面添付制度に関するものがありました。
『書面添付制度』というのは、税理士が税務申告を行う際に、申告書のほかに申告書作成にあたり確認した事項などを別途書面に記載して提出するものです。この効果は、税務調査の際に申告している会社等に来るのではなく、会計事務所に対して「意見聴取」が行われ、その上でさらに不透明な事象があった場合のみ実地調査、いわゆる普通の調査が行われるようになります。
つまり、税務署の来訪による調査を抑えることができるのです。
当事務所では、この書面添付を原則として採用していませんでしたが、調査の抑制に一定の効果があるらしいので、今後希望するお客様には提出していきます。ただし、会計事務所も下手をすると処分の対象となってしまうので、こちらで条件(訪問回数、報酬関係)などを提示させていただければと思います。
どうぞ、ご相談ください。
3. 税務調査手続きが変わります
2.に関連しますが、税務調査手続きが来年から変わります。
なにが変わるかというと、大きく以下の2点です。
① 税務調査手続きの明確化
事前に理由と手続き等が通知されたりします。
② 処分の理由附記
いままで、納税者に不利な状況については十分な説明がないまま更正等が行われることがありましたが、事実認定と税法解釈を付けることになったとのことです。
実務上の手続きについては、今後のことになりますが、納税者にとって正当な権利を主張しやすい環境に一歩近づいたものになっています。
ちなみに突然税務職員がやってくる『無予告調査』は残ります。突然の調査のときには(本物かも分かりませんが)必ず会計事務所まで連絡ください。
○最近、じゅうたんを買いました。妻が探しに探して見つけてきた候補の中で、コストパフォーマンスが一番良さそうなモノにしたのですが、なかなか大変でした。 ○はじめに行ったのは、東京インテリア。いろんな絨毯を見ていたら、やたら高い奴がありました。ペルシャ絨毯で88万円程。これはそんなに価値があるものなのか?!ここから絨毯を巡る旅が始まります。 ○妻が絨毯について、いろいろ調べ見に行ったりして、聞いているといかに「なんだか分からないもの」ってことが良く分かりました。そこで、軽井沢にあるじゅうたん屋さんによりました。この店は、絨毯が粗雑に置かれている店でした。「これ30万円」「予算いくら、1000万でもあるよ」とかってそこの外人店長が言うとこれがまた胡散臭い。30万円の在庫こんな風に扱うか?という疑問がフツフツと湧いてきます。妻がいうには、この前見た店の絨毯の方が全然いいというし、結局そっちの店へ。 ○なぜ手織り絨毯は高いのか。高度資本主義が世界中ではびこる昨今、労働集約型の国家というのはどんどんと減っています。日本でも西陣織等高級な伝統工芸の織物がありますが、手織りじゅうたんも同様に工業化やその国の経済発展とともに、間違いなく10年20年の単位では高級化の一途をたどっていくだろうと思います。 ○だから、日本が相対的に金持ちなうちに買っておくのもまあいいかと思うのですが、それを実際買うとなると難しい。私のような素人には全く区別が付きません。骨董品と一緒です。なにで一体納得すればいいのやら?ちなみに東京インテリア88万円はその後売却済みでした。 ○こんな時に『鑑定書』みたいなのが登場したりします。絨毯鑑定人、いても良さそう。でもそれも胡散臭そう。そういえば、公認会計士って会計の世界の絨毯鑑定人でした。その信頼を担保するのも大変です。 で、絨毯レベルな話だと、結局満足できるかどうかなんですよね。売るわけじゃないし。気持ちよく昼寝できるのが一番です。 |