宇賀田会計事務所ニュース平成21年11月号
2009/11/30
皆様 いつも宇賀田会計事務所をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。すっかり寒くなり、今年も後一か月です。年始にやろうとしていたことが、今どれだけできているかと考えるのですが、反省することばかりなりといったところです。
1.年末調整の季節です。
年末調整の季節がやってきました。民主党政権となり、所得税は大幅な改正もあり得るところですが、今年の年末調整は、昨年から特に変わったところはありません。住宅ローン減税が拡充されたことくらいでしょうか。
弊事務所に年末調整の依頼いただけるお客様は、ご準備のほどよろしくお願いいたします。担当のものからもご連絡差し上げる予定です。
2.税務調査について
(1)平成21年6月までの概要
国税庁より今年6月までの1年間に実施した税務調査の結果が発表されました。
調査の件数は、関東信越管内では、法人税、所得税ともにほぼ前年並みだったようです。申告漏れ金額は、法人税前年比で▲15.9 %減となり、景気の悪化による法人所得の減少が反映される形になっているようです。一方で、個人所得税の申告漏れ金額は増加したそうです。
(2)最近の傾向など
○ 赤字法人等の調査
黒字法人があまりなくなっているせいか、赤字法人への調査が増えています。
弊事務所ではあまりないのでびっくりしたのですが、調査の3割は赤字法人に対してだそうです。ただ、そのうち3割で不正経理が確認され、実際には黒字の会社も17%ということなので、ある程度裏があって調査に入るのでしょうか。
○ 消費税の調査
所得なくても徴収できるからでしょうが、消費税の調査も増加しています。消費税を逃れるためにいろいろな策を講じていたり、還付を不正に請求しているケースが増加していることも一因のようです。
○ 所得税の調査
法人税が減少する中、個人所得税の申告漏れは増加傾向にあります。インターネット上の取引(ネットオークションやFX等の金融取引)の増加が一因でしょうか。最近問題になっているのは、司法書士や弁護士によるノンバンクへの過払利息の返還に伴う手数料の所得隠しです。これに限らず『貧困ビジネス』が増えているそうですが、とても残念な感じがします。
事業主、法人自体が減少していて、赤字のところが多いので、税務調査に遭遇する可能性がどんどん増えています。
弊事務所としましても、皆様との相互理解を深め、合理的な節税ができるよう、また、不測の税金が出ないように努力していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
ホームページってどうなの?
弊事務所でも、ホームページを作ることにしました。こっちに帰ってきてからの3年余、ずーっとやったほうがいいことの一つではあったのですが、ようやく着工に向けて進み出しました。少なくとも年内には開設される見込みです。 とはいえ、ホームページというのは、微妙なものだと思っています。営業に結びつくのか?採用で有利になるのか?うーん。。。皆様の中にも自社のホームページ等を持っている方おられると思うのですが、どうでしょう?うまくそれなりの目的を達成できているでしょうか。 会計士・税理士といった同業者で見ると、まともな運営を諦めている人が多く感じがします。(私もすぐに諦めてしまうかもしれませんが。)利用法も含めて、またみなさんのご意見をうかがえたらなと思っています。 |