税と社会保障の一体改革におもう
2012/06/05
○先月、若林けんた参議院議員が主催の「税と社会保障の一体改革」セミナーと懇親会に参加してきました。この法案の立案に携わる財務省の現役官僚の方が講師で、制度設計に関するお話などを直接伺えました。
○職業柄も、日本国民の一人としても興味深いテーマでしたし、官僚の方と接する機会もそうはありません。また、長野にいると中央の変化とか、なかなか感じることができないので、非常に良い経験になりました。
○現在900兆円を超える国地方の長期債務の話なので『桁』が違い過ぎます。毎年垂れ流しの赤字を改善するだけで30兆円とか40兆円の話になります。削減すべきと言われる公共事業費をゼロにしても、7兆円もねん出できません。その辺の議論をしても焼け石に水?
○さて『○兆円』って単位、僕にはピンときません。財政収支30兆円なんとかする国の感覚は、年収300万円のAさんが年間300万円のローン支払を何とかしたいくらいの問題かなと。とすると、国会で話題になるような数百万円の不正支出問題とかは、Aさんにとって1円にも満たないような話です。お金だけなら話の進まない間の利息・経費の方がとてつもなく大きいです。
○なぜ大事なことの議論が進まないの?と思いますが、そこが人間の心情とかってことでしょうか。頭の良い方々には、その辺のコントロールも頑張ってほしいです。
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6月のお客様へのお知らせからの抜粋です。